視聴者の視線を釘付けにした「父上」を演じたのは、動物プロダクション所属のオスのタレント猫「金時(きんとき)」です。猫の種類は雑種(MIX)の赤トラで、まん丸に太った8キロ超のわがままボディと、貫禄漂うふてぶてしい表情、そして特徴的なピンクの赤鼻がチャームポイントとなっています。
現場での金時は極めて大人しく、過酷な時代劇の撮影現場でも物怖じしない大物ぶりを発揮。陽炎太の懐(ふところ)に入ったまま移動するシーンや、真剣な眼差しで人間を見つめ返すカットなど、CGでは絶対に生み出せない奇跡的な名演技を連発しました。
また、本格的な江戸の町並みや忍者屋敷のリアリティを支えた主なロケ地は、栃木県の日光江戸村(EDO WONDERLAND)です。歴史情緒あふれる美しいロケーションと、そこに佇むモフモフの金時というコントラストが、本作ならではの唯一無二の映像美を完成させました。