同じ体重を落としても、すぐに輪郭がシャープになる人もいれば、最後まで顔の丸みが残る人もいる。顔から痩せる人の共通点と特徴を分析すると、明確なフィジカル特性が浮き彫りになる。
第一に、日常的な姿勢が美しく、首が前に出ていない(ストレートネックではない)点だ。頸部の配列が整っている人は、顎下リンパや顔面静脈の還流がスムーズであり、脂肪燃焼を阻害する慢性的な水分滞留が起きない。第二に、食事の際に左右均等に噛む習慣があり、咬筋(エラ周辺の筋肉)が過剰に発達していないことが挙げられる。
さらに、男女人別による顔の変化の違いも極めて顕著だ。
男性の場合:テストステロンの影響で内臓脂肪が蓄積しやすい反面、減量期には脂肪が燃焼しやすい。3〜4kgの減量で首回りと顎周りの無駄肉が削ぎ落とされ、直線的で精悍な顎のラインが急速に形成される傾向が強い。
女性の場合:エストロゲン(女性ホルモン)の働きにより皮下脂肪を保持する力が強く、特に頬の脂肪パッド(バッカルファットやメーラーファット)が維持されやすい。そのため、丸顔からシャープな卵型へ移行するには4〜5kgの確実な減量と、皮膚のたるみを防ぐ丁寧なインナーケアが要求される。