街を歩いていて目にする花が山茶花なのか椿なのか。迷ったときに一瞬で見分ける決定的なポイントが存在する。最大の識別点は「花の散り方」だ。
山茶花は、花びらが一枚ずつはらはらと散る。そのため、開花期の木の下には一面に花びらの絨毯が広がる。対する椿は、花首からポトリと丸ごと落ちる。江戸時代にはその散り方が武士の首落ちを連想させるとして嫌われたという話も残るほどだ。また、葉の根元にある葉脈を太陽にかざした際、山茶花は黒っぽく濁り、椿は透き通って見えるという特徴もある。散り際と葉の表情。この2つさえ押さえれば、もう迷うことはない。