この店舗の裏には、地元で長年愛されてきた老舗和菓子店の職人と、新進気鋭のフードプロデューサーによる異色のコラボレーションがある。餡の仕込みには大山山麓の清らかな天然水を使用し、職人が毎日早朝から銅鍋でじっくりと練り上げる。その伝統技法を守りつつ、盛り付けやペアリングドリンクには斬新な感覚を取り入れた。
「昔ながらの製法を守ることと、現代の食卓に合わせた変化を恐れないことは同義です」。調理場を仕切るベテラン職人の言葉には、強い誇りと確かな自負が滲む。守るべき伝統があるからこそ、新しい挑戦が光を放つ。