1980年代から長きにわたり、グルメリポーターのパイオニアとして日本の食文化を伝え続けてきた菊田あや子。まだ食レポという言葉すら定着していなかった時代から、全国各地の味覚を自らの言葉と表情で表現し、数多くの後輩タレントに多大な影響を与えた。
彼女の取材スタイルの魅力は、単に「おいしい」と語るだけにとどまらない。料理人のこだわりや素材の背景、さらには店の歴史にまで深く寄り添う姿勢は、視聴者のみならず取材先の店主からも絶大な信頼を獲得した。芸能界という厳しい環境において、40年近くにわたり第一線で愛され続けている事実は、彼女の稀有な才能と誠実な人柄を物語っている。