ソフトテニス界でいま最も劇的な変化を遂げているのが「プロ化」と選手待遇の向上です。かつては実業団の社員選手として社業と競技を両立するスタイルが一般的でしたが、近年はプロ契約を結び、スポンサーフィーや賞金、イベント出演料を軸に活動する女子選手が増加しています。
トッププロ選手の年収は、専属ギア契約やアパレルスポンサー、YouTubeやInstagramといったデジタル発信による収益を含め、1,000万円を超える水準に達するケースも登場。これにより、競技に100%リソースを注ぎ込める環境が整いつつあります。
一方で、プロ化の波は選手の移籍や引退の決断にも影響を与えています。より高い練習環境や出場機会を求めてチームを移籍する選手がいる半面、過密日程による怪我や勤続疲労、あるいはセカンドキャリア(指導者転身、教員採用、一般就職)への円滑な移行を理由に、20代半ばから後半でラケットを置く決断を下す選手も少なくありません。華やかな表舞台の裏には、アスリートとしてのシビアな現実と人生設計が存在します。