では、課長職に就いた場合、実際に手にする年収はどの程度なのか。現場取材によると、課長層の年収は職務グレードと個人評価の掛け合わせによって大きく二極化している。担当領域の実務を取り仕切るエキスパート的な課長クラス(新グレードにおける上位専門職)の場合、年収レンジは850万円から1,000万円前後に設定されている。
一方、組織のラインを直接率いる「ライン課長」クラスになると、基本給のベースアップに加え、部門業績に連動するボーナスの配分率が一気に跳ね上がる。年収推移としては1,050万円から、最高評価を獲得したケースでは1,300万円超に達する。30代半ばから後半でこのポジションに登り詰めることができれば、同世代の会社員平均を遥かに凌ぐ報酬を獲得できる。年功序列のメッキが剥がれ落ちた分、トッププレイヤーが得るリターンはより大きくなった。