最新の公務現場に密着すると、そこには常に人々の声に耳を傾け、自らの言葉で語りかける姿がある。社会課題の現場を訪れる際、事前資料を熟読する姿勢は外務省時代からの流儀そのものだ。関心を寄せる分野は福祉や環境問題、子どもたちの支援活動まで多岐にわたる。
公務の舞台裏では、同行するスタッフへの配慮も忘れない。極度の緊張が漂う国際会議の合間でも、ふとした時にこぼれる穏やかな笑顔が周囲の緊張を和らげる。「形式的な礼儀作法だけでなく、相手の心に直接届く対話を重視されている」と関係者は明かす。時代が求める皇室のあり方を自ら体現するその挑戦は、着実に結実しつつある。