シルバーズ・レイリーの強さを語る上で特筆すべきは、「悪魔の実の能力者ではない」という点です。能力を持たない生身の肉体と刀一本、そして極限まで磨き抜かれた「覇気」のみで世界の頂点に立ち続けました。海王類が巣食う無風帯(カームベルト)を手泳ぎで渡り切る人間離れした身体能力は、その基礎体力の高さを如実に物語っています。
レイリーは「見聞色」「武装色」「覇王色」という三系統すべての覇気を高度に使いこなします。特に覇王色の覇気においては、周囲の雑兵を一瞬で気絶させる威圧のみならず、攻撃に覇王色を纏わせて敵を内部から破壊する高等技術の持ち主です。
シャボンディ諸島で海軍本部大将・黄猿(ボルサリーノ)の猛攻を足止めし、マリンフォード頂上戦争後はルフィの師匠として2年間にわたり覇気の基礎と応用を徹底的に叩き込みました。ルフィが後に四皇カイドウを打ち破る原動力となった「流桜(りゅうおう)」や覇王色の纏いの根底には、レイリーの指導があります。
なお、歴代のアニメで重厚な存在感を放つシルバーズ・レイリーの声優は、ベテラン声優の園部啓一氏が担当しています。過去編の若い頃を草尾毅氏が演じ、かつて一部ゲーム等で小林清志氏が声をあてた経緯も含め、名優たちの渋い演技がレイリーの風格を形作っています。