大事故の常として、発生直後からSNSや掲示板では真偽不明の情報が氾濫しました。ここでマルハン厚木北 ネットの反応と拡散された誤情報の真相をファクトチェックします。
最も広く拡散されたデマは、「火元は電気自動車(EV)のリチウムイオンバッテリーの発熱爆発である」という言説でした。当時、海外でのEV発火事故がセンセーショナルに報じられていた社会的背景もあり、確たる根拠のないままEV犯人説が独り歩きしましたが、前述の通り出火元はディーゼルエンジン車であり、EV説は完全な誤認であることが公的に確定しています。
また、「パチンコ店側がスプリンクラーの設置を怠っていたのではないか」という批判も一部で見られました。しかし、建築基準法および消防法において、外気に十分開放された自走式立体駐車場(オープンエア型)にはスプリンクラー設備の設置義務は課されておらず、法的な不備は一切ありませんでした。法規制の想定を超えるスピードで車両間延焼が起きたことが、防災基準の盲点として浮き彫りになった形です。