実生活での双子エピソードや世間の噂に惑わされない根底には、彼女が培ってきた圧倒的な役者魂がある。江口のりこの原点は、名優・柄本明が主宰する「劇団東京乾電池」だ。高校進学を選ばず、うどん屋でのアルバイトなどで資金を貯めて上京した彼女は、1999年に同劇団の研究生となった。
柄本明のもとで叩き込まれた演劇の基礎と、厳しい下積み時代。新聞配達をしながら稽古に通い詰めた日々が、彼女の芯の強さを形作った。華やかなスポットライトの裏で地道に磨かれた泥臭い表現力こそが、現在の彼女を支える揺るぎない土台となっている。