家畜市場情報ネットワークが配信する全国のデータと照らし合わせると、南九州市場の突出した存在感が浮き彫りになる。今後の市場予測について専門家は、全体としての相場は高止まりしつつも、血統や枝肉成績のデータに裏打ちされた「超優良牛」への評価が一層集中する選別の時代に入ると見ている。
消費市場におけるインバウンド需要の回復や高級和牛の輸出拡大という追い風がある反面、国内消費者の節約志向という逆風も混在する。今後の相場は、こうした複雑なマクロ経済の影響を受けながら、秋口に向けて品質重視の強気な展開が続くと予測される。