ケヨ34編成がこれほどまでに愛される背景には、その波乱に満ちた209系 ケヨ34編成 経歴があります。この編成は1999年に習志野電車区へ新製配置され、中央・総武緩行線(黄色帯・ラシ33編成)としてデビューしました。
その後、激動の転配劇が始まります。
2006年には京浜東北線・根岸線のD-ATC化に伴う予備車確保のため、スカイブルーの帯をまとって浦和電車区(ウラ81編成)へ転属。そして2008年、京葉線の205系初期車置き換えおよび東京メガループの輸送力増強計画に伴い、現在の京葉車両センターへやってきました(当初はケヨ54編成、のちにケヨ34編成へ改称)。
同僚だった209系500番台の多くは8両編成化されて武蔵野線や八高・川越線へと散らばり、あるいはE231系に混ざる形で姿を変えましたが、ケヨ34だけが当時の10両編成の美しさをそのまま保ち、京葉線の潮風を受けながら走り続けています。