本場南米で最も愛される「カラバサ」は、ひょうたんの実を乾燥させてくり抜いた伝統工芸品だ。一つひとつ形も大きさも異なる天然の風合いが魅力で、使い込むほどに茶葉の成分が壁面に染み込み、独特の「育つ」味わいを楽しめる。革や金属の装飾が施された職人技の光る逸品は、現地では一族の宝のように扱われることもある。
一方で、近年の飲料・食品産業における素材革新は、マテ茶容器の世界にも大きな変化をもたらした。ステンレス製やシリコン製、セラミック製といった現代的な容器が次々と登場。手入れの容易さや保温性の高さから、忙しい現代人のライフスタイルに合わせた新たなスタンダードとして急速に支持を広げている。