英語の前置詞「with」には、何かが「寄り添っている」「付随している」という基本感覚があります。そこに移動や進行を表す動詞「go」が組み合わさることで、go withは「ある対象に歩調を合わせて一緒に前へ進む」という中心的なコアイメージを形成します。
このイメージが文脈によって展開されることで、以下のような多面的な意味が生まれます。
- 一緒に行く(物理的移動):人や物と並んで移動する最も基礎的な意味。
- 選ぶ(意思決定):複数の選択肢の中から「これと一緒に進む(これにする)」と決める感覚。
- 似合う・調和する(相性):2つの要素が喧嘩せず、自然に並び立っている状態。
- 受け入れる・従う(同意):相手の意見や方針に寄り添って行動を共にする状態。
認知言語学の視点から捉えても、物理的な「移動」の概念が「選択」や「調和」といった抽象的な概念へとメタファー拡張されている典型例です。丸暗記ではなく、この1本の軸を頭に入れておくだけで、初見のイディオムでも意味の輪郭を素早く掴めるようになります。