サイコフレームの技術的ルーツは、U.C.0093年の「第二次ネオ・ジオン抗争」においてRX-93 νガンダムおよびサザビーに搭載されたコックピット周辺フレームに遡ります。金属粒子レベルでコンピューター・チップを鋳造したこの超微細構造マテリアルは、パイロットの脳波(感応波)をダイレクトに機体制御系へ伝達する画期的なインターフェースでした。
『機動戦士ガンダムUC』の舞台となるU.C.0096年に登場したユニコーンガンダム(コードネーム:ユニコーン)において、アナハイム・エレクトロニクス社はこの技術をコックピット周辺だけでなく、機体のムーバブルフレーム(駆動骨格)全体に配置する「フル・サイコフレーム構造」へと昇華させました。これが、従来のモビルスーツとは次元の異なる追従性と奇跡的な出力を生み出す根本的な仕組みです。
公式設定資料集や劇中描写によれば、NT-D(ニュータイプ・デストロイヤー)システムが起動してデストロイモードへ変形する際、装甲がスライド展開して露呈するのがサイコフレームです。パイロットの思考を瞬時に機体挙動へと変換するのみならず、機体周辺に強大な力場「サイコ・フィールド」を形成し、ジェネレーター出力を無視した超常的な機動を可能にします。