立山連峰を望む富山市婦中町に位置する富山県中央植物園は、1993年の開園以来、植物の収集・保全と市民への普及教育において中核を担ってきました。敷地内は「世界の植物ゾーン」と「日本の植物ゾーン」に大別され、約5,000種・10万本以上の植物が体系的に育成・展示されています。
全国の植物園と比較しても特筆すべきは、屋外植栽の開放感と屋内展示の緻密な展示設計の調和です。単に花を観賞するだけでなく、北陸特有の気候風土を活かした植栽技術や、絶滅危惧種の保全活動など、専門機関ならではの質の高い展示が知的好奇心を刺激します。四季を通じていつ訪れても新たな発見に出会える立体的な設計が、リピーターを惹きつける最大の要因です。