首都ヘルシンキから西へ約180キロメートル、美しい木造建築が並ぶ保養地ナーンタリの沖合に浮かぶ小島「カイロ島(Kailo)」丸ごと一つが、ムーミンワールド ナーンタリの敷地となっています。ここではジェットコースターやメリーゴーラウンドといった人工的な遊具は一切設置されておらず、島固有の豊かな森と海岸地形をそのまま生かした設計が貫かれています。
パークのシンボルである青い円筒形の本丸、ムーミン屋敷の内部見学では、1階のキッチンから屋根裏部屋、ムーミンパパの書斎に至るまで、原作の挿絵を寸分違わず再現した調度品が並びます。引き出しを開けたりベッドに触れたりできる体験型の展示となっており、まるで住人が直前までそこにいたかのような生活の息づかいを体感可能です。
ネット上でよく話題に上る「なぜ夏しか開いていないのか?」という疑問には、フィンランドならではの明確な文化的理由が存在します。原作小説『ムーミン谷の冬』で描かれている通り、「ムーミン一家は冬になると松葉をお腹いっぱいに食べて冬眠に入る」という世界観を頑なに守っているためです。近年のムーミンワールド 営業期間 2026のスケジュールにおいても、メインの開園期間は6月上旬から8月中旬・下旬までの約2ヶ月半に集中しており、この極めて短い白夜の夏期こそが、島が最も生命力に満ち溢れるハイシーズンとなります。