現在のコロンビア代表を語る上で欠かせないのが、新旧の絶対的アイコンが織りなす極上のハーモニーです。
ハメス・ロドリゲスの現在地|なぜ代表で「怪物」に戻るのか
クラブシーンでは所属チームの変遷が続いたハメス・ロドリゲスですが、代表の黄色いユニフォームに袖を通した瞬間に見せるパフォーマンスは異次元の領域に達しています。コパ・アメリカでは大会新記録となる6アシストをマークし、リオネル・メッシらを抑えて大会MVPを獲得しました。
当時の海外特番インタビューで本人が「代表チームは自分の魂そのものであり、ロレンソ監督は私が最も輝ける自由と責任を与えてくれた」と語った通り、指揮官はハメスを守備の過度なタスクから解放し、攻撃の全権を委ねるシステムを構築。左足から繰り出される高精度のプレースキックやラストパスは、30代を迎えた現在も世界最高峰の精度を誇ります。
世界屈指のウインガーへ進化したルイス・ディアス
イングランド・プレミアリーグのリヴァプールで主力を張るルイス・ディアスは、名実ともにチームのエースストライカー兼ドリブラーとして君臨しています。爆発的な加速力と変幻自在のアジリティ、そして過酷なプレッシングを90分間持続できる無尽蔵のスタミナは、現代フットボールにおける最高水準のサイドアタッカーです。
かつてコロンビアの歴代有名選手として名を馳せたカルロス・バルデラマやファスティーノ・アスプリージャ、ラダメル・ファルカオといったレジェンドたちと比較しても、ルイス・ディアスが持つ「個で局面を打開し切る力」は歴代屈指と評されています。
脇を固める欧州組と新鋭タレントの台頭
強固な屋台骨を支えているのは2枚看板だけではありません。中盤にはクリスタル・パレスで評価を高めるジェフェルソン・レルマやリチャード・リオスが君臨し、屈強なフィジカルで中盤のセカンドボールを制圧。守備陣にもダビンソン・サンチェスやジョン・ルクミら欧州最前線で戦うセンターバックが揃い、前線にはスピードと決定力を兼ね備えたジョン・デュランら次世代の怪物が控えています。