「言語の壁があるため日本語ラップは海外で通用しない」という従来の固定観念は、ここ数年で完全に打ち破られました。
Creepy Nutsの楽曲がアメリカ、アジア、ヨーロッパ各国のチャート上位にランクインした際、海外の音楽評論家やリスナーからは「ジャズやファンクを取り入れた緻密なトラック構成と、超人的なリズムキープ力を持つ高速フロウの心地よさ」が絶賛されました。言葉の意味を完全に理解できずとも、ボーカルを楽器の一つとして捉えるグルーヴ感がグローバルリスナーを惹きつけています。
また、千葉雄喜の『チーム友達』がChris BrownやDuke Deuceら世界的アーティストにサンプリングやカバーをされた現象は、シンプルかつ中毒性の高いフレーズ設計と、洗練された映像美がインターネットカルチャーと完璧に合致した実例です。
さらに、Awichが主導するプロジェクトに見られるように、アジア各国のトップラッパーと連携したクロスボーダーなコラボレーションが活発化しており、アジアを代表する音楽潮流として「ジャパニーズ・ヒップホップ」が国際的に位置づけられています。