久本雅美が創価学会に入会したのは、上京して間もない1984年(昭和59年)9月28日、26歳の時でした。当時の彼女は、劇団「東京ヴォードヴィルショー」を経て、喰始(たべ・はじめ)や柴田理恵らとともに「WAHAHA本舗」を旗揚げしたばかりの極貧時代を過ごしていました。
過去に聖教新聞のインタビューや手記で語られた内容によると、当時の久本は風呂なし・トイレ共同の安アパートで暮らし、アルバイトで食いつなぎながら将来への強い不安と劣等感を抱えていたといいます。舞台で笑いを取りながらも「自分には才能がないのではないか」「女性芸人として生きていけるのか」という精神的な葛藤に苛まれていた時期でした。
そんな折、劇団の先輩や親交のあった知人から折伏(勧誘)を受けたことが転機となります。「この信心を根本に置けば、必ず宿命転換できる」「人を笑顔にする大きな表現者になれる」という言葉に背中を押され、入会を決意したと述懐しています。入会後、毎日の勤行・唱題を重ねるなかで自己肯定感を取り戻し、バラエティ番組のオーディションで次々と結果を出すようになった体験が、彼女の強固な信仰心の原点となっています。