学校関係者や受験業界が声を揃えて評価するのが、神大附属進学実績の真相です。神奈川大学の附属校でありながら、内部進学を果たす生徒は例年全体の5〜10%前後にとどまります。残る約9割の生徒が国公立大学や難関私立大学への一般受験・学校推薦型選抜へと打って出る構造が確立されています。
進学校化を成功させた最大の原動力は、内部推薦と他大学受験実績を両立させる「推薦権保持制度」の存在です。一定の成績基準を満たせば、神奈川大学への推薦入学資格を確保した状態で国公立大学だけでなく私立大学の受験に挑戦できます。「最悪の場合でも神大へ進学できる」という心理的セーフティネットが生徒の挑戦心を後押しし、強気の併願戦略を可能にしています。
直近の進路結果を見ても、国公立・早慶上理合格実績の厚みは目を見張るものがあります。東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学(現・東京科学大学)をはじめとする旧帝大・難関国立大に数十名規模の合格者を輩出し、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学への合格者数は延べ150〜200名を超えます。付属校の枠組みを完全に超えた進路実績が、高い人気を呼び込む好循環を生み出しています。