ネット上には国際電話に関する様々な情報が飛び交っていますが、誤った認識を持ったまま対応すると被害を拡大させかねません。代表的な3つの誤解を正します。
誤解1:「電話に出ただけで数万円の高額請求が確定する」
日本国内で通常の携帯電話回線を使って国際着信を受けた場合、着信者側に通話料が課金される仕組みは存在しません。金銭的な直接被害が発生するのは、こちらから「折り返し発信」を行った場合、もしくは通話口で誘導されて「電子マネーの番号を伝える」「クレジットカード情報を入力する」といった操作を行った場合に限られます。出てしまったからといって慌てて金銭を支払う必要は一切ありません。
誤解2:「日本の電話番号(+81)だから安全である」
ディスプレイに「+81-90-XXXX-XXXX」と表示されている場合、一見すると日本国内の携帯番号に見えます。しかし、発信者が海外の転送サーバーを経由して日本の国番号付きで送信しているケースが多発しています。国内通話であれば通常「090-XXXX-XXXX」と頭に0が付く形で表示されるため、「+81」が付いている時点で国際中継回線を経由した不審な通信であると警戒すべきです。
誤解3:「すぐに切断すれば折り返しても料金は微々たるもの」
衛星電話(+881など)や一部の特定高額回線は、通話が成立した瞬間に高額な初動課金が発生する設定になっています。「保留音が流れただけですぐ切ったから大丈夫」と思っていても、数十秒の接続で数百円から千円を超える料金が計上される設計になっているため、いかなる場合も自己判断での折り返しは厳禁です。