温厚で面倒見の良い教育者として描かれる土井先生ですが、その基本データと生い立ちには、NHKの夕方アニメという枠組みを超えたハードボイルドな背景が存在します。
公式発表資料および原作『落第忍者乱太郎』の設定によると、プロフィールは以下の通りです。
- 本名:土井 半助(どい はんすけ)
- 年齢:25歳
- 担当:忍術学園 一年は組実技担当教師(火薬委員会顧問)
- 出身地:瀬戸内地方(福地銘家の血を引く武家出身)
- 得意武器:出席簿、チョーク、投げ箸、火薬全般、忍術全般
- 苦手なもの:練り物(ちくわ、かまぼこ、はんぺん等)、胃薬の手放せないストレス
- CV(声優):関俊彦
ファンの間でとりわけ語り継がれるのが、彼の壮絶な過去です。土井半助はもともと、瀬戸内の豪族・福地銘家の生まれでした。しかし幼少期、家督争いや戦乱に巻き込まれて実家が焼き討ちに遭い、一族は離散。わずか数歳にして天涯孤独の身となり、生き延びるために忍びの世界へ身を投じることになります。
やがて忍びの組織から命からがら脱出した「抜け忍」として各地を逃避行していた青年期、追手に追い詰められて倒れていたところを救ったのが、当時すでに凄腕忍者として名を馳せていた山田伝蔵(山田先生)とその妻でした。山田夫妻の手厚い介抱と導きによって人間性を取り戻した土井は、その後、山田先生の推薦を受けて忍術学園の教師への道を歩み始めます。普段の穏やかな笑顔の裏には、戦乱の世の残酷さを骨の髄まで知るリアリストの横顔が隠されているのです。
なお、トレードマークでもある「練り物嫌い」についても、単なるワガママではありません。貧民街や逃亡生活の最中、極限の空腹時に腐敗しかけた練り物を口にして酷い食中毒を起こしたトラウマが原因という、過酷なサバイバル体験が根底にあります。