麻雀の点数計算において、最も多くのプレイヤーが疑問を抱くのが「ピンフをツモったときの符計算」です。通常、門前でツモアガリをすると「基本符20符+ツモ符2符=22符(切り上げて30符)」として計算されます。しかし、ピンフでツモった場合に限っては、この基本原則に特殊な特例ルールが適用されます。
「符がつかない役」という矛盾を解決する20符ルール
ピンフの本質は「一切の符がつかないこと」です。もしツモアガリによって「ツモ符2符」を加算してしまうと、「符がついているのに平和とは言えない」という論理的矛盾が生じてしまいます。この問題を解消するため、現行の公式競技規定およびネット麻雀ルールでは「ピンフのツモアガリ時はツモ符を認めず、20符固定とする」という取り決めがなされています(ピンフツモ符計算)。
この結果、ピンフの点数計算は以下のような極めてシンプルな構造になります(ピンフ点数計算)。
- ロンアガリの場合:「基本符20符+門前加符10符=30符1飜」
→ 子:1,000点 / 親:1,500点 - ツモアガリの場合:「ピンフ1飜+門前清自摸和(ツモ)1飜=2飜20符」
→ 子:400点・700点(合計1,500点) / 親:700点オール(合計2,100点)
昭和初期から中期にかけては「ツモピンフなし(ツモった場合はピンフが消えて門前ツモのみの30符1飜とする)」というローカルルールも存在しましたが、2026年現在の主要団体ルール(Mリーグ、最高位戦、日本プロ麻雀連盟など)および主要オンラインゲームでは「ピンフツモあり(2飜20符)」が完全なスタンダードとなっています。