検索エンジンやSNS、口コミサイトで散見される江東リハビリテーション病院の口コミ・評判を精査すると、評価が大きく二極化している現象が浮き彫りになります。その評判・悪評の真相を読み解くには、病院の掲げる基本理念を理解する必要があります。
ポジティブな声として目立つのは、「諦めかけていた歩行が自立した」「STの熱心な指導で嚥下機能が改善し、家族と同じ食事が摂れるようになった」「ソーシャルワーカー(MSW)が退院後の介護保険サービスまで綿密に調整してくれた」という、機能回復と退院支援の手厚さを評価する意見です。
一方で、ネガティブな口コミの多くは以下のような内容に集約されます。
- 「過密スケジュールで本人が疲弊してしまった」:1日3時間のリハビリに加え、病棟内でも自力動作を促されるため、体力が低下している高齢患者にとっては過酷に感じられるケースがあります。
- 「看護師や介助スタッフが冷たく感じた」:何でも手を貸す「お世話型介護」ではなく、できる動作は自分でやらせる「自立支援型ケア」を徹底しているため、過剰な介助を期待する家族からは冷淡に映ることがあります。
- 「退院スケジュールの設定が早い」:回復期病棟には法令で定められた算定上限日数(脳血管疾患で最大180日、運動器で最大90日など)があり、漫然とした長期入院は認められていません。目標達成に応じた退院計画を急かされたと感じる家族もいます。
このように、悪評の根底にあるのは医療過誤や怠慢ではなく、「自立を目指すハードな訓練環境」と「手厚く介護してほしいという家族側の心理的期待」のミスマッチであることが取材データからも裏付けられます。