ネット上の情報やSNSの写真だけでは見落としがちな、大正庵釜春 本店を利用する際の「実用的な盲点」と誤解をいくつか解説します。
まず第1の盲点は、「もろこしうどんの保温性とボリューム」です。丼いっぱいに張られたあんかけは熱を閉じ込める力が非常に強く、食べ終わるまで驚くほど冷めません。急いですすると火傷をする恐れがあるため、取り皿を活用しながらゆっくり味わうのが鉄則です。また、見た目以上に麺とコーンの量が多く満腹になりやすいため、小食な方や食べ歩きを予定している方は単品注文で十分満足できます。
第2の盲点は、「釜揚げうどんの麺のコシに対する誤解」です。讃岐うどんのような「強烈な角と硬い弾力」を想像して訪れると、一口目に驚くかもしれません。釜揚げうどんは水で締めていないため、表面はふんわりとなめらかで、噛むと中心にモチッとした粘りがある「三河・尾張仕込みの伝統的な手打ち麺」です。この滑らかな喉越しと出汁の絡みこそが、百有余年愛され続ける本物の釜揚げの真髄です。