Q1:付属のスプーンがない場合、微量の粉末はどうやって量ればいいですか?
A1:ベニカ水溶剤は0.5g入りの分包タイプが広く流通していますが、大袋や端数を計量する場合は、0.01g単位で計測できるデジタル精密計量器を使用するのが最も確実です。目分量での計量は薬害や効果不良の主因となるため絶対に避けてください。また、あらかじめ1gを1リットルの水に溶かして「1000倍原液」を作り、それを水で2倍に薄めて2000倍液を作るという容量希釈法も現場で広く用いられています。
Q2:作りすぎて余ってしまった散布液は、ペットボトル等に保存して次回使えますか?
A2:作り置きは厳禁です。水で希釈した瞬間からクロチアニジンの加水分解が進み、有効成分が徐々に劣化して殺虫効果が著しく低下します。さらに、誤飲事故の危険性も跳ね上がります。散布液はその日のうちに使い切る量を計算して調合し、万が一余った場合は、ラベルの適用範囲内で他の庭木や株元に均等に散布して容器を水洗いしてください。
Q3:散布後に雨が降ってきた場合、もう一度散布し直すべきですか?
A3:散布完了から降雨までの時間によって判断します。散布後おおむね2〜3時間以上が経過し、葉上の薬液が完全に乾いていれば、有効成分の多くはすでに植物組織内へ浸透移行しているため、再散布の必要はありません。散布直後から30分以内に本降りの雨に打たれた場合は流亡した可能性が高いですが、即座の再散布は総使用回数制限(年2〜3回)を圧迫するため、数日間様子を見て害虫の動向を確認してから判断してください。
Q4:散布時に「展着剤(てんちゃくざい)」は混ぜた方がいいですか?
A4:キャベツ、ブロッコリー、ネギ類など、葉の表面に白い粉(ブルーム・ワックス層)があり水を激しくはじく作物の場合は、展着剤(ダインやアプローチBIなど)を加えることで薬液の付着と浸透が劇的に向上します。一方、トマトやナス、草花類などは展着剤がなくても十分に展延するため、必須ではありません。