新幹線や飛行機、美術館などの公共の場で、連れている子どもや周囲の乗客に落ち着いてほしいシチュエーションも頻繁に訪れる。ここでもネイティブならではの自然な表現が存在する。
英語圏の親や保育士が子どもの大声をたしなめるとき、定番として使われるのが「Use your indoor voice(お部屋の中の声でお話ししようね)」という言い回しだ。「静かにしなさい」と行動を制限するのではなく、状況にふさわしいボリュームを選択するよう促すポジティブな教育的配慮が込められている。
大人の同乗者や公共スペースに対しては、「Please keep your voice to a whisper(ささやき声程度に抑えてください)」や「Let’s keep conversations to a minimum here(ここでは会話を控えめにしましょう)」といった客観的なルール提示の形を取るのがスマートだ。個人的な不快感をぶつけるのではなく、場の空気を整えるトーンがそこにある。