発表当時、SNSには祝福と同時に戸惑いの声も溢れた。だが、炎上という形で暴走しなかった最大の要因は、彼がファンに対して払った「敬意の厚さ」にある。休止期間に入るまで自らの色恋沙汰を徹底して封印し、グループとしての職務を全うし切ったという自負。それが、ファンにとっては何よりの免罪符となった。
あれから5年。芸能界の結婚報道に対するファンの受け止め方は劇的に変わった。彼が示した「誠意の尽くし方」は、事務所の後輩たちにとっても一つの教科書となっている。私生活を隠すことが美徳だった時代は終わり、引き際とタイミングさえ見誤らなければ、ファンは祝福とともに背中を押してくれる。その潮流を決定づけたのが、あの秋の午後だった。