なぜ、かつてのようにゲーム内で手軽に合言葉を打ち込めなくなったのでしょうか。その発端となったモンスト解放の呪文終了の真相とモンストアニメシリアルコード廃止理由には、モバイル業界を揺るがした巨大プラットフォーマーの規約改訂が深く関係しています。
2015年から2016年にかけて、Apple社が設ける「App Store Reviewガイドライン」において、外部コードを用いてゲーム内コンテンツをアンロックする行為への規制が世界規模で急速に厳格化されました。アプリ外で入手した英数字や合言葉によってゲーム内アイテムを付与する仕組みが、アプリ外課金やストア外プロモーションを助長するとして制限の対象となったのです。
当時、アニメ内に散りばめられた暗号を解くモンストアニメ解放の呪文は、視聴者参加型の画期的なエンターテインメントとして絶大な人気を誇っていました。しかし運営元であるMIXIは規約違反によるアプリ停止リスクを回避するため、まずiOS版でのシリアルコード入力を停止し、その後ゲーム内に残されていた「解放の呪文」機能自体の完全終了を決断せざるを得ませんでした。
その後、数年の試行錯誤とWeb技術の統合を経て誕生したのが、Appleの規約に抵触しない独立したWebブラウザ基盤です。この歴史的背景を理解すると、現在の入力フローがなぜ外部ブラウザを経由する設計になっているのかが明快に見えてきます。