馬の毛並みで体調が丸わかり?銭形斑の真相とプロが教える手入れ術

馬の毛並みで体調が丸わかり?銭形斑の真相とプロが教える手入れ術

馬の毛並みで体調が丸わかり?銭形斑の真相とプロが教える手入れ術について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

馬の被毛は、体内の代謝機能や内臓環境が如実に現れる器官です。馬は草食動物として非常に繊細な消化器官(特に盲腸や結腸などの後腸)を持っており、腸内環境の乱れや栄養吸収の低下が起こると、真っ先に皮膚の血流が滞り、被毛のパサつきや艶の消失として表面化します。

健康な馬の毛並みは、表面に天然の皮脂が均一に行き渡り、太陽光を浴びた際に濡れたような深い光沢を放ちます。一方、疲労の蓄積や慢性的な胃潰瘍、寄生虫感染などを抱えている馬は、被毛が乾燥して立ち上がり、指先で触れた際にごわついた感触を覚えます。厩舎関係者が毎朝の馬体チェックでまず毛並みを観察するのは、言葉を発しない馬の小さな異変を早期発見するためです。

また、季節の変わり目に訪れる換毛期(春の冬毛抜けと秋の夏毛抜け)も重要なチェックポイントです。春先にいつまでも冬毛が抜けずに残っている場合、ホルモンバランスの乱れ(クッシング症候群など)や極度の代謝不全が疑われます。スムーズに夏毛へと生え変わり、きめ細かな皮膚が露出しているかどうかが、トップコンディションを見極める第一歩となります。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。