バラエティ番組だけでなく、朝夕の情報番組や教養番組の現場において、なぜ制作陣はこぞって大卒芸人を起用するのでしょうか。キー局プロデューサーへの取材から、決定的な3つの理由が浮かび上がってきました。
1つ目は、「コメントの言語化スピードと要約力」です。秒単位で進行する生放送において、複雑な社会問題やトレンドを瞬時に理解し、視聴者にわかりやすく、かつユーモアを交えて15秒で要約するスキルは高度な情報処理能力を要します。
2つ目は、「高いコンプライアンス意識とリスク管理能力」です。失言一つで炎上やスポンサー離れが起きる現代の放送基準において、名門大卒芸人は「どこまでがセーフで、どこからがアウトか」の境界線を冷徹に判断できます。番組側にとって極めて起用しやすい安心感を持っています。
3つ目は、「マルチチャンネル展開への対応力」です。テレビだけでなく、YouTube、ポッドキャスト、文芸誌での執筆など、テキストから音声まで多様なメディアで自らコンテンツを量産できる知性は、高学歴インテリ芸人現在の最大の強みとなっています。