電気代を抑えようとして「微風」や「弱運転」に設定し、風向きだけを下向きに固定しているケースは非常に多く見られます。しかし、これは暖房風向き電気代節約において最も避けるべきNG行動の一つです。
風力が弱いと、下向きに吹き出された温風が床まで届く前に浮力によって押し戻され、天井付近ばかりが暖まる悪循環が生まれます。これがまさに暖房風向き足元が寒い原因の正体です。温風が届かない足元は冷えたままであるため、住人は寒さに耐えかねて設定温度を2度、3度と上げてしまい、コンプレッサーに過度な負荷がかかって消費電力量が跳ね上がります。
実験データに基づく暖房風量自動と微風比較では、起動から部屋が適温になるまでの消費電力は「微風」よりも「自動」の方が約15〜20%も少ないという結果が出ています。風量を「自動」にしておけば、立ち上がり時は強力な強風で温風を一気に床面まで届け、設定温度に達した後は最小限の微弱運転に移行するため、無駄な電力消費を大幅にカットできます。風向き・風量は手動で固定するよりも、エアコン暖房風向自動設定を活用するのが最も賢い選択です。