キテレツ「眠れない夜」歌詞の真相!曲名と歌手Chicksの正体

キテレツ「眠れない夜」歌詞の真相!曲名と歌手Chicksの正体

今注目を集めている キテレツ「眠れない夜」歌詞の真相!曲名と歌手Chicksの正体について、多角的な視点をご紹介しています。

キテレツ大百科の歴代オープニングの中でも異彩を放つ『すいみん不足』は、1990年10月(第109話)から1992年3月(第170話)まで放送されました。作詞・作曲・編曲、そして歌唱のすべてをクレジットされているのが、ガールズユニットCHICKS(チックス)です。

当時、謎の女性グループとしてアニメファンや音楽ファンの関心を集めたCHICKSですが、その中核を担っていたのが作詞家・シンガーソングライターとして知られる工藤順子氏でした。工藤氏は遊佐未森をはじめ、数多くの著名アーティストへ透明感と深みのある詞を提供してきたポップス界の重鎮です。商業作家としての研ぎ澄まされた言語感覚と、遊び心あふれるニューウェイブ感性が融合した結果、あの一度聴いたら耳から離れないアヴァンポップな名曲が誕生しました。

『すいみん不足』の歌詞の意味を丹念に読み解くと、単なるコミックソングの枠に収まらない、極めてリアルで痛切なメッセージが浮かび上がってきます。歌詞の中では、迫り来る試験や終わらない勉強、朝の通学の辛さ、そして「あの世へ行く前には寝かせてほしい」という切実な叫びが、軽快なリズムに乗せて描かれます。放送当時の1990年代初頭は、日本中が過熱する中学受験・高校受験の「受験戦争」の真っ只中にありました。放課後も塾通いに追われ、深夜まで机に向かわざるを得なかった小学生・中学生にとって、この楽曲は自分たちの過酷な日常を代弁してくれるアンセムそのものだったのです。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。