食通たちの胃袋を掴んで離さないのが、地元の新鮮な食材をふんだんに使った独創的な料理の数々だ。鹿児島が誇る黒豚や薩摩牛、近海で獲れたばかりの新鮮な魚介類が、シェフの卓越した技術によってモダンな一皿へと昇華される。単なる伝統料理の再現ではない。フレンチの技法をベースにしながらも、和の繊細さを忘れない絶妙なバランスが光る。
「一口食べるごとに、鹿児島の風土が頭の中に浮かび上がるようです」と、実際に訪れたゲストは語る。器一つにもこだわり、地元の若手作家が手がけた薩摩焼を使用するなど、テーブルの上のストーリーテリングも徹底している。