2026年現在、成長期を迎えた子どもたちとともに送る毎日は、彼らにとってかけがえのない学びの場だ。「野菜はスーパーの棚に最初から並んでいるわけではない」「命をいただいて自分たちが生きている」というごく当たり前で根本的な事実を、言葉ではなく体験として教え込むこと。それが夫妻の一貫した子育て論だ。
スマートフォンや画面越しのアニメーションに囲まれがちな現代において、雪を払い、土を掘り返し、自分の手で完結させる生きる能力。北海道と東京の双方を経験させることで、子どもたちには多様な視点とタフな生存本能が芽生えつつある。