夫妻の教育スタイルにおいて特筆すべきは、松嶋菜々子のロジカルな進路設計と、反町隆史が実践した情熱的な「人間力教育」の見事な調和です。
かつて都内の名門小学校で行われた運動会では、夫妻揃って白シャツとサングラスという控えめながら洗練された装いで参加する姿が目撃され、ネット上でも「オーラが桁違いすぎる」「理想の夫婦像」と大きな話題を呼びました。反町は周囲の保護者に丁寧に会釈し、自らビデオカメラを構えて娘の徒競走を熱心に応援。PTA行事や学校イベントにも積極的に顔を出し、決して芸能人特権を振りかざさない姿勢は保護者仲間からも絶大な支持を集めていました。
さらに反町の教育現場として外せないのが、滋賀県の琵琶湖に構えた広大な別荘です。無類のバスフィッシング好きとして知られる反町は、娘たちが幼い頃から長期休暇のたびに琵琶湖へ連れ出し、大自然の中での生活を体験させました。スマートフォンやテレビゲームから離れ、自ら魚を釣り、火をおこし、泥だらけになって自然と対峙する時間を与えたのです。
反町は過去のロングインタビューで家族について問われた際、「過酷な自然の中に身を置くことで、人間として何が本当に大切なのか、自分の頭で考える力が身につく」という趣旨の哲学を語っています。机の上の勉強だけでなく、想定外の事態に対応できるタフな生命力を身につけさせたいという父親の情熱が、ロンドンという見知らぬ異国の地へ飛び立つ娘たちの強靭なメンタルの土台となりました。