中島美春の経歴・プロフィールを振り返ると、彼女がおニャン子クラブの初期ブレイクにおいて果たした役割の大きさが浮き彫りになります。1967年10月1日生まれ、東京都出身。1985年4月、フジテレビの夕方帯番組『夕やけニャンニャン』の放送開始とともに結成されたおニャン子クラブに、会員番号5番として参加しました。
ショートカットの快活なビジュアル、飾らない親しみやすさで、瞬く間に初期の中心メンバーへと駆け上がりました。デビューシングル『セーラー服を脱がさないで』では、新田恵利、福永恵規、内海和子とともにフロントメンバーを務め、レコードジャケットや歌番組の中心で圧倒的な存在感を放ちました。
特に視聴者の心を掴んだのが、番組MCを務めていたとんねるず(石橋貴明・木梨憲武)との掛け合いエピソードです。石橋貴明から「なかじ!」と親しみを込めていじられ、それに対して物怖じせずテンポよくツッコミを返す姿は、番組の名物コーナーとなりました。気取らないボーイッシュな笑顔と機転の利いたリアクションは、当時の女子高生カルチャーのリアルな魅力をテレビの画面越しに全国へ届けたのです。
雑誌のグラビアやブロマイドで見せた若い頃の写真は、作り込まれた従来のアイドル像とは対極にある「クラスで一番話しやすい人気者の女子」という等身大の輝きに満ちており、今見ても色褪せないフレッシュさを湛えています。