一部の週刊誌やネット掲示板では、かつて「二人の対談が実現しないのは確執があるからだ」「妻を奪われた形になり絶縁状態が続いている」といったセンセーショナルな噂が流布された時期がありました。しかし、これらは当事者間の実情を知らない外野による根拠のない憶測に過ぎません。
長男が20歳の節目を迎えた際、メディアのインタビューや特番で現在の心境を問われたいしだ壱成さんは、涙を浮かべながら次のように本音を語っています。
「章介さんには感謝という言葉だけでは足りないほどの思いがあります。僕が至らなくて手放してしまった息子を、立派な青年に育て上げてくれた。彼が父親でいてくれたからこそ、今の息子の姿がある。心から頭が下がりますし、足を向けて寝られません」
長男が成人したことで長年の取り決めは解かれ、いしだ壱成さんと息子は実に17年ぶりとなる再会を果たしました。その際も、息子はいしださんを実の父として自然に受け止めつつ、育ての父である谷原章介さんへの揺るぎない敬愛を口にしていたといいます。二人の間に確執など微塵もなく、あるのは「息子を立派な大人にする」という共通目的を果たした戦友としてのリスペクトです。