長めの坊主にしてから2〜3週間が経過すると、毛先が伸びて全体のフォルムがぼやけ始めてくる。この「伸びかけ期」をいかにスマートに乗り切るかが、常に洗練された印象を保つための分水嶺だ。
スタイリング剤には、適度なツヤとホールド力を持つ水性ポマード(グリース)やジェルを選ぶと良い。少量を手のひらに伸ばし、トップの毛流れを前や斜め横に向かって撫でつけるように整えるだけで、伸びかけの毛羽立ちが一瞬で抑えられ、クラシックなバーバースタイルへと昇華する。
くせ毛や天然パーマの毛質を持つ人は、12mm〜15mmの長さを活かして外国人風のテクスチャーバズカットに仕立てるのがおすすめだ。マットワックスを揉み込んであえて毛先の不規則な動きを際立たせれば、直毛には出せないこなれた陰影が手に入る。
自宅でセルフメンテナンスを行う場合は、アタッチメントが複数付属した電動バリカンを用意する。トップの15mmは維持しつつ、伸びて重くなった耳周りやもみあげだけを6mmや3mmでなぞるように削るだけでも、サロン帰りの引き締まった清潔感を2週間ほど延命させることができる。