番組の歴史を振り返る上で避けて通れないのが、視聴者に愛されたレギュラー陣の相次ぐ降板や卒業です。『朝生ワイド す・またん!』はアナウンサー個人のキャラクターを前面に押し出す番組作りを得意としていたため、主要メンバーの離脱が視聴者に与えるインパクトは極めて大きなものでした。
初期を支えた辛坊治郎氏の番組卒業をはじめ、番組を明るく彩ってきた歴代女性アナウンサー陣の交代劇は常にファンの関心を集めてきました。中西モナ(旧・山本モナ)氏の出演や、吉田奈央アナ、川田裕美アナ、諸國沙代子アナなど、番組を育て上げた実力派たちが次々と産休や他部署異動、別番組へのステップアップに伴い番組を離れていきました。
特にファンに動揺を与えたのが、番組を牽引してきた看板男性アナウンサー陣の卒業・配置転換です。立田恭三アナや野村明大解説委員らの役割変化など、毎年のようにメンバーが入れ替わる様子を見て「番組の方向性が定まっていない」「スタッフと出演者の不仲による降板ではないか」といった根拠のない憶測まで飛び交う事態となりました。しかし実態は、読売テレビ社内におけるアナウンス部の世代交代と、若手育成のための計画的な人事ローテーションが主たる理由です。