神戸屈指の文教地区でありながら、昔ながらの下町情緒を色濃く残す神戸市灘区。その中心地であるJR六甲道駅周辺のグルメディナー事情を紐解くと、他の繁華街にはない明確な強みが浮かび上がってきます。最大の要因は、近隣の大学関係者からファミリー層、地元で代々暮らすシニア層まで、客層の幅広さに合わせたハイレベルな競争原理が働いている点にあります。
三宮エリアの商業的な喧騒から一歩離れた六甲道では、賃料コストを抑えられる分、食材のクオリティやポーションに還元する個人店が目立ちます。さらに日本屈指の酒処である「灘五郷」の蔵元が目と鼻の先にあるため、兵庫の銘酒を驚くほどリーズナブルな適正価格で味わえる点も酒好きを惹きつけてやまない決定的な理由です。