春雨サラダを作って数時間後に味がぼやけてしまう最大の原因は、食材から後から染み出す水分です。特にきゅうりと春雨の扱いにおいて、知らず知らずのうちに水分を抱え込ませてしまっているケースが大半を占めます。
まず見直すべきは、きゅうりの下処理です。薄切りにしたきゅうりは、塩分濃度約1.5〜2.0%(きゅうり1本に対して塩小さじ1/3程度)を振って5分以上置き、浸透圧によって水分を徹底的に絞り出します。手で握り潰さない絶妙な力加減で、水分を約30%絞り切ることが、時間が経ってもシャキシャキ感を保つための大前提です。
そしてもうひとつの決定打が、茹で上がった春雨の扱いです。冷水で締めた後、ザルに押し付けるように水気を切るだけでは不十分です。しっかりと水切りをした後、まだ春雨にほんのり温かさが残る段階で、ベースとなる「酢・醤油・砂糖」の下味調味液を先に吸わせます。春雨が調味液を吸い込むことで内部が味で満たされ、後から余計な水分を吸わなくなるだけでなく、マヨネーズが油浮きせずにピタリと絡みつきます。