どんなに優れたスーパーフードであっても、体内の吸収・代謝の法則を無視した摂取方法では効果が半減します。カカオポリフェノールは水溶性であり、摂取してから約2〜3時間で血中濃度がピークに達し、約24時間で体外へほとんど排出されてしまいます。体内に蓄積しておくことができないため、1日の摂取目安量と適量をいかに分割して配分するかが決定打となります。
メーカーや臨床試験が推奨する1日の標準摂取量は、3枚〜5枚(約15g〜25g)です。この量で約380mg〜635mgのカカオポリフェノールを摂取でき、成人が1日に必要とする抗酸化物質の理想的なベースラインを満たすことができます。
そして、最も結果を出しやすい食べるベストなタイミングは以下の4つの時間帯に分散させるスタイルです。
- 朝食の10分前(1枚): 起床後の空腹状態で急激に朝食の糖質を吸収するのを防ぎ、代謝のスイッチを入れる。
- 昼食の5〜10分前(1枚): 午後の強い眠気の原因となる血糖値の乱高下を抑える。
- 午後3時の間食(1〜2枚): 仕事や家事の疲労が出やすい時間帯。テオブロミンのリラックス効果と血流改善で集中力を回復させ、余計なスナック菓子のつまみ食いを遮断する。
- 夕食の10分前(1枚): 1日の中で最も脂肪蓄積しやすい夕食の過食をブレーキ。
また、近年注目を集めているのが便秘解消と腸内環境改善に対するアプローチです。カカオ豆に含まれる「カカオプロテイン」というタンパク質は、胃や小腸で消化されにくく、大腸までしっかりと届く難消化性の性質を持ちます。これが腸内細菌の餌となって善玉菌を増やし、便のボリュームを形成してぜん動運動を活発化させます。食物繊維のリグニンとの相乗効果により、継続摂取によって頑固な便通異常が改善したという臨床報告も相次いでいます。便秘がちな人は、起床後や食前のコップ1杯の常温水とともに高カカオチョコを摂る習慣が有効です。