ネット上で長年燻り続ける「Cocomiフルートの実力は本物なのか」という疑問。この問いに答えるためには、客観的なコンクール歴と音楽業界のシビアな査定データに目を向ける必要があります。彼女は決して大人になってから趣味の延長でフルートを手にしたわけではなく、11歳から本格的にフルートを学び始めた正統派です。
ジュニア時代にはヤマノジュニアフルートコンテストで最優秀賞を受賞。さらに2019年の「第2回日本奏楽コンクール」では管楽器部門高校の部で第1位を獲得し、フランス近代音楽賞も同時受賞するなど、同世代の管楽器奏者の中でも際立った実績を残しています。全日本学生音楽コンクール東京大会本選への出場歴も含め、その技術的土台は確固たるものです。
音楽評論家の間でも、彼女の評価は「親の名前が先行したタレントの余技」という初期の先入観から脱却しつつあります。特に中音域から高音域にかけての息の長いレガートや、フランス近代音楽に不可欠な色彩感豊かな響きは、長年の鍛錬なしには到達できない領域です。国際コンクールの覇者たちと比較すれば未完成な部分は残るものの、プロの演奏家として十分に自立した表現力を持っています。