富士山のオーバーツーリズム対策と環境保全を目的とした規制は、2026年シーズンにおいてさらに洗練された運用が行われています。静岡県側(富士宮口・御殿場口)から入山する際も、入山管理システムによる事前登録や夜間通行規制、入山管理手数料の納付が義務付けられています。
特にプリンスルートを利用する場合、登り口(富士宮口)と下り口(御殿場口)が異なる「縦走スタイル」となるため、マイカー登山者は五合目シャトルバスやタクシーの乗り継ぎ計画を事前に緻密に組み立てておく必要があります。
また、御殿場ルート沿いの山小屋(赤岩八合館、砂走館、わらじ館など)は、吉田ルートに比べて収容人数が限られています。山小屋の事前予約がない登山者は夜間の入山規制によって通行を制限される仕組みが定着しているため、山開き直後の早い段階で山小屋予約を確保することが、プリンスルート走破の成否を分ける最重要ステップです。