ネット上の高校サッカーコミュニティでは、「強豪私学の選手は全員がJリーグ下部組織(Jユース)からの特待生である」といった極端な言説が散見されます。しかし、これは実情を正確に捉えていません。
兵庫県サッカーの真の強みは、兵庫県中学総体(中体連)出身の選手たちと、街クラブ(クラブユース)出身者が高い次元で融合している点にあります。神戸市や阪神地区の中学校サッカー部は全国的にも指導レベルが高く、中学総体の県大会でしのぎを削った選手たちが、高校進学後に私学の主力として急成長を遂げるケースは珍しくありません。
また、「強豪校に入学すればインターハイに出られる」という安易な進路選択にも大きな落とし穴が存在します。部員数が100名を超えるメガ部活動では、3年間で一度もトップチームの公式戦のピッチに立てないまま引退を迎える選手が少なくありません。環境のブランド名だけに惑わされず、自らのプレースタイルや人間的成長に真に合致した環境を見極める必要があります。