ネット上の掲示板や検索ワードにおいて、時折浮上する「セントラルパークウエスト シータワー 事故物件真相」という噂。不動産取引において重大な瑕疵となり得るこの情報について、徹底的な裏付け取材を行いました。
国土交通省の「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」および事故物件情報サイト「大島てる」、千葉県警の過去事案記録等を精査した結果、シータワーにおいて過去にマンション全体を揺るがすような凄惨な事件や、建物の構造的欠陥に起因する大規模事故の記録は存在しません。
総戸数226戸、竣工から25年という大規模集合住宅の歴史の中では、一般的な高齢者の自然死や居室内での病死、救急搬送といった事象は統計上発生します。しかし、それらは法的・実務的に「心理的瑕疵」として告知義務が課されるような猟奇事件・事故とは明確に区別されます。ネット特有の「高層タワーマンション名+事故物件」という機械的な自動生成ワードや、他物件での転落事案との混同が独り歩きした根拠のない風評被害であると断定できます。
また、「借地権だから資産価値がゼロになる」という言説も大きな誤解です。幕張ベイタウンの借地権スキームは、千葉県(企業土地管理局等)が計画的に管理してきた信頼性の高いものであり、土地代が購入価格に含まれない分、取得時の初期費用を大幅に抑えられます。固定資産税・都市計画税の土地部分が非課税であるメリットと、毎月支払う地代の総額を天秤にかけ、自身の保有期間と照らし合わせてシミュレーションすることが重要になります。