鹿児島と沖縄を結ぶ定期航路は、民間海運会社2社による共同運航体制が敷かれています。航路を支えているのはマリックスライン(クイーンコーラルクロス/クイーンコーラルプラス)と、マルエーフェリー(フェリーあけぼの/フェリー波之上)の2社です。
両社は鹿児島新港を夕方18時頃に出港し、翌日の夜19時頃に那覇港へ到着する同一ダイヤを1日おきの隔日交代で運航しています。運賃体系や適用ルール、所要時間は両社でほぼ統一されており、基本的な移動コストに大きな差はありません。
この航路の最大の特徴は、鹿児島新港を出発したあと、奄美大島(名瀬)、徳之島(亀徳)、沖永良部島(和泊)、与論島(与論)、そして沖縄本島北部(本部)を経由して那覇港へ至る奄美群島経由航路である点です。南西諸島の島々を海から望み、寄港地ごとに乗降する島民の日常に触れられる体験は、単なる移動手段を超えたクルーズ体験としての価値を持っています。